赤道は2本ある!?

ここエクアドルはなんと赤道が通る国でありました。
というわけで、言ってみました。

道が分からないので、頑張って学んでいるスペイン語を駆使しているわけですが、なかなか大変。
当初は1時間で着くと言われていたのに、2時間もかかった。
おいらのスペイン語力の無さか、はたまたこっちの気まぐれか・・・

そんなこんなで赤道に到着。着いた途端、赤道だぞと言わんばかりのでかいモニュメント!
近づいてみるとさらにデカイ。
その前には目的の赤道のラインがしっかりと存在している。
しかも黄色。
赤道は赤くはありませんでした。

そんな場所で観光客が各々赤道をまたいで写真を撮っていた。
まぁここではそれぐらいしかやることも無いしね。
それ以外はただのテーマパーク。
はっきり言って、つまらない。
あっという間に飽きてしまいまして、帰りにその入り口にいたおじさんに軽く愚痴ってみると、ちょっと外れの博物館はきっと面白いぞと言われた。
自分の職場に誇りのかけらも見せないおじさんが妙に信頼できる気がしたので、折角なので言ってみた。

その名もインティニャン博物館。
インティニャン?まさかあのアンデスの聖地インティニャン?
残念、インティニャンは別の場所らしい。
でもその博物館は非常に面白かった。
2ドルも取られたけど、満足。
その博物館にもなにやら赤い線がある。
しかも赤道って書いてある。(ちなみにエクアドルって赤道って意味らしい)
英語のガイドさんに聞いてみると、本物の赤道だと言うことだ。

???
さっき観光客が楽しそうにまたいでいたのは何なんだ?
偽物?
その通り偽物でした。
あんなに仰々しいものを建てて偽物はキツイっしょ。
でも偽物でした。
というのもGPSが出来てから図ったらずれていたと言う、ありがちな早とちり。

本物の上では様々な不思議なことが体験できるのです。
いくつか紹介しましょ。
まず赤道の上を歩くと向きによってまっすぐ歩ける方向と歩けない方向があるのです。事実でした。
次に釘の頭に卵が立つ!っていうより、立ちやすい。
どこでも立つんだけど、赤道の上はバランスが取り易いので立たせやすいそうです。卵を立てて証明書をもらいました。
もうひとつほど、赤道では一年に二回影が出来ない日があるそうです。残念ながらその日ではないので見れず。

インティニャン補足:インティニャンには深さ何メートルかの穴があってそこは一年に二回日が入る場所なので聖地だそうです。

そんなわけで本物の赤道を堪能しました。

でも赤道は二本あるんですよ。