文句を言う前に

先日、添加物の神様、阿部司先生のお話を聞いてきました。

阿部先生の前に吉村医院で働いていた岡野さんの講演があって、出産という神秘的であり、もっとも生物的であることについて真剣に考えさせられました。
医学も便利さを追求して結局大事なところを忘れているんじゃないかと感じた。
 
阿部先生の講演はとっても楽しかった。
内容は添加物がどんなものか、嫌われているようで愛されてやまない添加物の話、現代の食生活の危機、といった感じだけど添加物は決して悪者にするわけではなく、とてもいい立ち位置でお話してくれた。

確かにいわれてみればその通り。
添加物は体にはあまり望ましくはないけれど、入れるのも、入れさせているのもオイラ達なわけで、嫌なら入ってないものを選べばいいだけのこと。(今回の米騒動はちょっとどうしようもない感があるけど…)
まぁ結局、添加物を槍玉にして、入れた会社なり人だけに責任をなすりつけているのかなぁと思う。

中国産の食品もそうだ。
日本には製造者責任っちゅうのがあるから作ったところが悪いので、販売者も消費者も悪くないっていう理屈が通る。
毒入り餃子も、販売した生協はまったく責められることなく、作った中国企業だけがつるし上げられてるけど、安い製品を求めて、安い賃金・低い検査体制の中国で製造させたのは日本の企業だよ。
ちなみに中国産の野菜がなけりゃ、ほとんど加工食品なんて出来ない。
加工品原料のほとんどは、中国、東南アジアだからね。
タイの鳥インフルエンザの時もまったく同じだったのに、まったく変わってないのが残念。

消費者はよくあーだ、こーだ言うけど、嫌なら良い物買えばいいの。
もちろん値段もいいけどね。

この前うちの会社の会長が「すべては自分の責任」と言ってたけど、すごく良く分かる。
人のせいにはいくらでも出来るけど、選択してるのは常に自分なわけだからね。

良い教訓です。
感謝。