大きな大きなもの

やっと気持ちが落ち着いたので、今の気持ちをずっと忘れないように残しておこうと思う。

今、オイラは北海道にいます。
母方のばあちゃんが突然亡くなったので急遽帰ってきたわけで。
記憶にない子供の頃からずっとお世話をしてくれて、全く就職しそうにないオイラをすごく心配してくれて、旅に行くことを誰よりも応援してくれて楽しみにしてくれた、ばあちゃん。
思えば思うほど、大きな優しさを貰い続けてきた。
会えなくなってますますわかる存在の大きさ。
ああしておけばとか悔やまれることだらけ。
気持ちがグズグズでどうしようもなかった。

そんな気持ちが突然晴れるのがはっきり分かった。
なぜかは分からないけど、火葬場から出てきたばあちゃんを見た瞬間すべてを受け入れられたような気がした。
それまで沈んでいた気持ちが嘘のようにスッキリした。
悲しいのはまだ残っているんだけど、気持ちがバランスを取り戻したって感じだった。
きっと心を守るシステムみたいなのがあって、これ以上気持ちが下向きにならないようにしてるのかも。
もしかしたらばあちゃんが側にきてくれたのかも。
なんだろうなぁ。
よくわからん。

何にせよ大事な人と会えなくなるってのは辛い。
でも絶対に避けられないことなんだよね。
でもこの瞬間に立ち会えて、また一つ自分を大きくさせてもらえたと思う。
自分の誕生日の前の日を選んでくれたのも、この感覚を忘れないようにするためで最後の最後まで気にかけてくれてるんだと思う。

ばあちゃんはこれからもずっと大きな存在です。
ありがとう。