バカンス&夢の地

しばらく日記をさぼっていたせいでかくことが多過ぎる。

まずは動物王国の次の日。
はたまたツアーに参加。
このツアーは1泊2日でナスカのフライトまではいっているもので、なかなかお得な気がする。
というわけで初日、隣街のイカというなんとも日本人には馴染みやすそうな街に移動。
途中このあたりで有名なピスコの醸造見学。
試飲少々気分がよくなる。(ピスコは最低40度)

ワイナリーをあとにしてイカへ。
てっきりイカに泊まると思いきや、街から10分ほどのワカチナにホテルはあった。
このワカチナがホントよかった。

このワカチナは砂漠のオアシスで、まさにリゾート!
ホテルにはプールがあり、ハンモックがあり、綺麗な鳥が一杯いるのです。
部屋も今までで1番。

すぐプールを満喫、夕方まで散歩してハンモックで昼寝して、もうとけそうなほどリラックス。

なんといってもメインディッシュはバギーツアー。
ごついバギーで砂漠を疾走!
この砂漠というのが、デカイ!
こんなデカイ砂漠がペルーにあるとは全く予想だにしなかった。
ちなみに200キロぐらいあるらしい。(砂漠地帯は3000キロだって)
バギーはもうジェットコースター。
突然前の道が無くなったと思ったら、ちょう急傾斜を真逆様。
チビリそうでした。

途中サンドボードも出来て、十分にエンジョイ。
この前にやった場所よりはよかったけど、まあスノーボードとは全く別物。
雪の方が砂より気持ちいいかな?

そんな激走をしているうちにあたりは、夕暮れ時に。
そこはドライバーも流石にわかっているらしく、しばし砂漠の上でロマンチックな時間をくれた。
砂漠に落ちる夕陽なんて初めて。
辺りは一面砂の世界。
そこに静かに落ちる太陽。
もう言葉はいいつくせない。
一緒に参加している欧米カップルがイチャツクのを無視して、一人感慨にふけっていると、VAMOS!という声が。
夕陽は沈んでからがまたいいんだぞ、と言っても他は皆もうREADY...
ホントに欧米人はロマンチックな民族なのかと疑ってしまう。
渋々帰路に。
帰りももちろんジェットコースター。

クタクタでホテル到着すると何やらPARTYの匂いがする。
ホテルのオーナーの誕生日らしい。
参加してくれないかといわれ、即 OF COURSE !
フリードリンク、フリーフード!
上物のピスコに、ご馳走。
御馳走様でした。

次の日出発予定でしたが、もう少しリゾートを満喫するため1日延長。
次の日は昼出会った日本の旅人とピスコからずっと一緒に飲みつづけているジョアンナの3人のみのバギー。
また絶叫!
そして前日できなかった夕焼け後を大満喫!
申し分の無い1日。

次の日の朝、長年の夢であった地上絵をみにナスカに向かい、ナスカに到着すると同時にツアーの引継ぎに拾われ、到着10分後にはもうセスナの中にいた。
うわさでは、欧米人ですら酔うと聞いていたが、酔止めが効くまで30分は確保したかったが、10分という南米では信じられないスムーズさで搭乗させられてしまった。
飛行機が離陸。
始めの10分以降は地獄でした。
先日のバギーが子供の遊びといわんばかりのアクロバテック飛行。
どうだといわんばかりにスキルを見せ付けるパイロットを横目にひたすら堪え続けるしかできなかった。
着陸後30分は全く動けず。
その後のツアーはホテルで休憩後にして、ホテルへ。
2時間の休憩後、ナスカの墓地へ出発。
ここがまた酷かった。
もう墓荒らしでそこらじゅう骨がむき出し。
写真を撮る気にもならず、ひたすら堀りかえされ、放置された悲しいミイラに祈るばかり。
欧米観光客のINTERESTINGという言葉に悲しくなった。
その興味のために墓を荒らされ、望んでもないのに興味の対象にされているインカの人々。
涙がでてきた。
ちょっと考古学の意義に疑問を感じる。

その後ツアーは鉱石の精製と土器の過程を見学し終了。
ナスカは夢の場所だったのに、とても辛い事実を知らされる場所になりました。