列島縦断浮浪者日記 5・6・7

今日は旅を始めてから10日目。でもまだ福島にいる。

というのも、もともと福島までかなり強硬日程で来たのも同じ理由で、しんやさんに頼まれていた仕事が福島であったのでしばらく福島に滞在しているという訳です。

仕事は海の家作りのリハーサルで、非常にきつい肉体労働だった。3日間、体をいじめた事で唯一よかったのが、なまった体がちょっと引き締まったことぐらいで、仕事後は筋肉痛でおじいちゃんみたいな動きしか出来なかった。

もうひとついいことがあった。仕事の後はとてもビールがうまかった。仕事の後に、友達と飲んだり、大学の後輩たちと飲んだり、しんやさん達と飲んだり、毎日おいしいビールを飲めた。

そんな福島滞在も今日で終わり。明日は貴広と野呂ちゃんの待つ宇都宮へ出発だ。

心配は今日メンテに行って、オイルが漏れてると言われた、フロントホーク。ブレーキにまで油が行ってるからブレーキの利きが悪い。あぁ不安。でも進まなくては…

どこで直そうかなー。

まぁとりあえずは明日に備えて早めに就寝。



5月21日 旅行12日目

 快晴!最高のバイク日和ではないですか!

昨日は早く眠るつもりだったのについついしんやさん達と飲んでしまい、寝たのは2時か3時…。まったく自分の意志の弱さには呆れてしまいます。でも起床は8時半とかなり頑張った。そのためなかなか目が開かない。こんなんで大丈夫なのかと思いながらも、支度を整え、しんやさんとの福岡での再会を熱く誓い、ベースキャンプの中森荘へ出発。中森荘でも住人の皆さんとお別れをし、いざ宇都宮へ!

 天気が良いとバイクはほんとに楽しい!今までは天候にあまり恵まれなかったので、バイクが嫌いになりそうになっていた。今日はそんな僕にはもってこいの日だった。バイクの故障という不安あったけれど、そんなことを忘れさせてくれるぐらい気持ちのいい風を浴びた。

そんなこんなで、あっという間に宇都宮到着。市街地はなんだかとても車が多いし、ドライバーの運転も荒くてちょっと走りにくい。ブンブンいう車もたくさんいるし、ヤンキーもたくさんいそうな雰囲気。前、群馬は車の保有率が日本一って聞いたけど、ここも負けづ劣らずって感じがする。群馬にはもっとあるのかなー?

大親友の貴広と無事に合流し、荷物を置いて、野呂ちゃんと合流し、宇都宮のホットなアミューズメントスポットに行った。途中、バイク屋を見つけて修理の依頼をしてみた。なかなか好感触。明日もって行くことにして、遊びにきた。まずはボーリングをして、卓球、ダーツと遊びを満喫。その後、宇都宮名物のみんみんの餃子を食べて、家に行ってビールを楽しんだ。

久々の再会なのに全然そんな感じも無く、すぐにいつも通りに喋れるってのはなかなか不思議なもんだと思う。僕は浮浪者、彼らは社会人と違う生活をしているっていうのにね。ここまでに会った友達も久々なのにいたって普通だったなぁと改めて思う。

今宵は非常に楽しかったぞい。明日は日光に行くぞい!

走行距離 170K  移動時間 4時間

疲労度 半袖で走行した為の日焼けのヒリヒリ。



5月22日

今日は楽しみにしていた日光観光。

天気はあいにくの曇りだけれど、気分は晴れやか。

友達たちとの待ち合わせの前に問題のバイクをバイク屋さんに持っていって、修理の手続きを済ませた。結局動き始めたのは11時。予定より1時間遅れ。

友達を迎えに行くと、なんとお昼ご飯をご馳走していただいた。手作りの餃子は昨日食べたものよりうまかった。その他の物もとても美味しかったです。ご馳走さまでした。

 お昼を終えて、そうそうに出発。日光までは1時間半ぐらい。華厳の滝は、そこからさらに40分ぐらいかかった。

 いろは坂を登り始めると雨脚が強まってきていつのまにか土砂降りになっていた。それでも華厳の滝は凄かった。今まで色々な滝を見てきたけれど、遠目から見て凄いと思えたのはあまり記憶にない。滝そのものもきれいだけど、周りの自然の景観もすばらしい。今度は紅葉の時期に来てみたいもんだ。

 そしてメインの東照宮に向かった。雨は幾分か小降りになってきた。きっと山の影響をもろに受ける地域なんだろう。そんなこんなで駐車場に車を停め、入り口へ。ずいぶんと人がいないと思いながらも門をくぐり中へ進んでいくと、とうとうお待ち兼ねの本堂が見えてきた。でも何か様子がおかしい。天気が悪いとはいえ、どうも活気がない。閉館時間!その時の時間は4時半。まだ若者には早い時間だけれども、おじいおばあ対称の場所だけに仕方がない。

楽しみにしていただけに悔しさ一杯だけれども今日は諦めて、晩ご飯を食べにまた宇都宮へ。

宇都宮に戻って焼肉を食べ、友達を家に送って帰宅。

東照宮が見られたら、もう観光として訪れることはなかったのに…また来なくちゃいけんなー。